2011/06/24
ブログをご覧の皆様、こんばんわ。
年の頃なら50代でしょうか。彼が着ていたのは、色落ちしたデニムシャツにダークブラウンのコーデュロイジーンズ、そして白のスニーカー。それらは、とてもよく彼に馴染んでいました。
でもたぶん、たぶん彼は定まった住居や職業を持っていない方だと思います。毎日、同じ格好で店の前を歩いていきます。一瞬いい味に見えた服達も、よくよく見れば結構傷んでいます。
デニムシャツにコーデュロイジーンズ、白のスニーカー。どれも、自分も持っているアイテムです。知らない人から見れば、ブランドの違いなんて無いのと同じです。(そこには明確な差があると信じていますが)
着こんで、味の出た洋服も好きです。なるべくだらしない格好をしないように心がけていますが、穴が開いたり、裾がほつれてしまったジーンズも履きます。
じゃあ前出の彼との違いはどこなんだろう? 単に着てるものだけで言えば、意外と紙一重だったり? 若ければ、少々だらしなくてもファッションとして片づけられるけど。いや、絶対に大丈夫とか思ってるのは自分だけで、実はそっち側にいたりして? 気付いてないのは自分だけって事、結構ありますから。
「結局は、服なんて自己満足」、そんな意見をたまに耳にします。自分以外のために服を着るワケじゃないけど、見られることを意識しない人はいないはず。ちょっと気にするのも大切かなと、、、。
ゆっくりとした雨の一日、今日はそんなことを思っていました。
さて、長い前置きになりましたが、そんな雨の日の靴に困ります。濡れるの前提で、外用と店の中用を履きかえるのも面倒ですし。でも、どうせだったら雨の日を楽しめる靴がいいですよね。
パラブーツのデッキシューズ、#Barth (color : America )が再入荷しております。どうぞ宜しくお願いします。
ラッセルモカシン、フェルナンドレザーに加え、私の雨天用ローテーションに今年から仲間入りです。つい先週下ろしたばかりですが、モカシン構造は足への馴染みが早く、とても快適です。フランス海軍の公式靴に採用されているというエピソードにも惹かれます。(フランス海軍と言えば、セントジェームスも正式採用されていますね。)
もちろん、雨じゃなくても履きたい一足です。